ニンニク注射の主成分であるビタミンB1の役割

ニンニク注射の主成分であるビタミンB1の役割

ニンニク注射とは、ビタミンB群が主成分の注射で、疲労回復やなどに効果があります。
名前にニンニクとついていることから、ニンニクを使った注射だと思っている人も少なくないですが、ビタミンB1の中に含まれている成分からニンニク臭がするためにニンニク注射と呼ばれているだけで、実際にはニンニクは使われていません。
主成分であるビタミンB1の役割は神経機能や脳の働きを正常に保ち、炭水化物から摂取された糖質をエネルギーに変える事です。
その為、これが不足してしまうとどれだけたくさんの炭水化物を摂ったとしても、そこに含まれている糖質をエネルギーに変える事ができないので疲れやすくなってしまいます。
また、神経や脳は糖質が唯一のエネルギー源であるため他のものでは代用できません。
そのため、ビタミンB1が不足すると、エネルギー不足によってイライラや精神不安定、思考能力の低下などの症状を引き起こしてしまいます。
ニンニク注射は静脈に注射をするため即効性がありすぐに効果が期待できますし、内臓が疲れていたとしても負担がなく摂取することができます。
また、成分は水溶性のビタミンなので、過剰摂取をしたとしても副作用の心配はほとんどありません。